電圧増幅管の中でもハイgmな6EJ7や、そのリモートカットオフタイプの6EH7などは、SLVCCCでどのような特性を示すのでしょうか。
そこで早速この2つの球を測定してみました。するとやはり6EH7のほうが6BA6同様可変範囲が広くなっています。
ただし電流電圧ともに、グラフの動作領域が、6AU6などの時より高くなっている点にご注意ください。この特性から、実用的なプレート電圧は、やや高目の12V程度といえます。
また10Vあたりの谷間をもうすこし抑える事ができればうれしいのですが、現時点ではとりあえずこのような結果になりました。
この問題を解決するためには、なぜSLVCCCでこのようなことが起こるのかを突き止める必要がありますが、今の所まったく見当がつきません。
今後はその仮設立てに悩まされそうです。
つづく